業務委託や源泉徴収の基礎知識

フリーランスエンジニアの働き方としては、仕事において業務委託契約を結ぶのが一般的となります。業務委託契約とは、クライアントが依頼した業務を、フリーランスや個人事業主が受託する契約方法のことです。フリーランスが結ぶ業務委託契約には、請負契約と委任契約の2種類の方法がありますが、これらの契約方法の総称を業務委託契約と呼びます。

請負契約はクライアントが仕事を発注し、フリーランスエンジニアが成果物を納品することで報酬が支払われる契約方法です。拘束時間などは特に定められておらず、納期までに仕事を終えれば良いので人気があります。Webサイト制作やライターなどが、請負契約を採用しているケースが多いです。

一方、委任契約は仕事を一定の時間内に終えることが求められる契約方法のことを指します。基本的には、クライアントから提示される業務内容を果たせば仕事は終わりです。しかし、本来の依頼を超えた仕事を注文してくるクライアントも珍しくありません。そのため、契約時には仕事の内容をしっかりと確認しておきましょう。

なお、源泉徴収とは、あらかじめ一定額を報酬から控除することです。控除されるのは税金相当分で、サラリーマンの場合は年末調整、フリーランスの場合は確定申告で、源泉徴収額から必要経費を除いた分が手元に戻ってくることがあります。フリーランスの源泉徴収は、ライターのような原稿料、特定の資格に対して支払われる報酬などが対象です。源泉徴収については、詳細をどうぞ。